介護士の悩み

介護士が看護師との「格差」を感じたときにストレスを軽くするコツ5つ

あなたは、看護師とくらべて、自分が引き目に感じることってないですか?

私は、高圧的な態度をとる看護師からのひと言で「くやしい!」と感じたことがあります。

仕事に対して委縮してしまったり、負の感情をだしてしまっては、

利用者の方に迷惑がかかってしまいます。

そんなときに役立つ考え方と対処法を5つ紹介します!

その方法を取り入れたら、精神的にラクになったり、格差についての意識も変化するかもしれません。

介護士と看護士の格差に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

どのようなときに格差を感じるか

仕事でいろんな場合に格差を感じるときがありますが、

私が感じた格差は、おもに3つあると考えました。

まず一つ目に給与の違いの格差

給与の違いにより、看護士に対して引き目を感じる介護士の方もいます。

介護士は、結構体力的にしんどい職業です。

なのに、私たちに比べて看護師は楽で給与も良いって不公平ですよね。

働いている年数は私たちの方が長いのに、保有資格で待遇に差を感じて納得できないのが本音。

介護士に比べて看護士は給与が高いのは事実(厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査)です。

同時期に施設に入ってきても看護士の方が給与が高いことはよくあります。

二つ目は、仕事の立場の違いによる格差

看護師から「こうするべき」と頭ごなしにいわれても、介護士としてのプライドも傷つくばかりで、嫌になっちゃいますね。

それぞれ立場が違う人間が意見交換をしながら仕事を進めるため、時には衝突してしまいます。

看護士は医療の知識や技術面から利用者さんを「病気の治療、健康面から支える」役割がある一方、

介護士は高齢者や身体の不自由な方を、食事や入浴・排泄といった「生活の補助」を行う役割があります。

両者の考え方や立場の違いで意見が異なるのですね。

三つ目は、看護士の優越感

「医療行為ができるのは看護士。だから看護士の言うことを聞くのが当たり前だ。」

というあやまった認識がある看護士がたまにいます。

看護士としての優位性があるため、介護士に対して高圧的な態度をとる人もいます。

本来、看護師と介護士は別の職種であり、

専門領域も異なるから決して看護士の方がエライということはありません。

介護のことについても、あれこれ指示されるとやる気がなくなっちゃいますね。

格差を感じたときにストレスを軽くするコツ

格差を感じても我慢するしかないのでしょうか?

格差を感じてストレスを抱えた時どのようなアプローチがあるでしょうか?

困った状況を突破する方法はあります。

①格差を感じた原因が自分で解決できるかどうか考える

格差を感じて悩みの問題が自分の力で解決できるものか、できないものかを分けてして考える方法です。

「アドラー心理学」でも、人間関係を解決する方法として「問題を分ける」ことを唱えています。

悩みの問題点は、自分がすべて問題があるわけではなく、相手にも原因があります。

「問題を分ける」とはこの悩みを、自分で「コントロールできる悩み(自分の問題)」と、

自分ではコントロールできない問題(他社の問題)に分けること。

「コントロールできることは、改善しようとし、できないことは囚われない」といった考え方。

たとえば、給与の格差は自分の力では解決できない問題です。

雇用主が、雇用条件によって給与額を決めるのが理由。

一方、仕事の立場の違いによる格差や看護士の優越感による格差は、

考え方次第では自分で状況が変えられる課題として捉えられます。

まずは、格差の問題点を整理し、自分でコントロールできるかどうか考えてみましょう。

②悩みに適度な距離をとる

人間関係の悩みに対して、自分でコントロールできるからといって、かならず解決できるものではないでしょう。

そもそも、相性が悪いということが考えらます。

全ての人と仲良く平等に付き合える人というのは稀で、仲の悪い人や嫌な人が職場には一人か二人いるものです。

無理に仲良くしようとせず、適当な距離をおいて付き合うのもひとつの方法。

そのうち、突破口がみつかるかもしれません。

③相手の立場に立って考えてみる

利用者さんをケアするときに、意見がぶつかる場合があります。

「病院ではこうする」と一方的に看護師にいわれると、

仕事するのも嫌になってきますよね。

お互いの価値観が合わないことが原因です。

こういった場合は看護士の立場に立って考えてみるのです。

看護の専門的な知識からの発言ならば素直に聞き入れましょう。

私たち自身も医療について勉強し、介護士としての質を高める努力が必要。

そうすれば、看護師の立場をより理解することになり、一方的な負の感情はなくなります。

④悩みを人に相談する

ある程度、介護について知識や自身がある場合は、現場の判断は自分がしなくてはなりません。

そんなとき、誰にも相談もできない、理解されないって辛いですよね。

心身ともにつらい場合は上司や専門家に相談してはいかがでしょうか。

上司は立場が違うため、異なる意見があります。アドバイスをもらうことで解決できることもあります。

また、専門家に相談するのも考えてみましょう。

厚生労働省のこころの耳というサイトでも相談にのってくれます。

聞いてもらえるだけでも気が晴れる場合がありますよ。

⑤転職するのもひとつの方法

なかなか現状が変わらないと、イライラを通り越して失望に変わってきますよね。

介護の仕事が嫌になって、そろそろ限界かもと考える前に、転職を考えるという選択肢もありです。

介護職は人から感謝されることの多い仕事で、やりがいのある職業です。

介護自体の職種をあきらめるのではなく、場所をかえることも選択肢として考えてみましょう。

まとめ

介護職はやりがいがある仕事の反面、人間関係でストレスを感じる場合があります。

今回は、仕事で看護士さんとの格差について感じる場合の対処方法をお伝えしました。

悩んでいても何も変わらない。

悩み続けるよりも、対処方法をためして、よりよい関係を作ることが大切です。

看護士さんとの格差を気にするあまり、仕事がいいかげんになったり、

なによりも、利用者さんのケアがおろそかになることは避けたいです。

悩みの対処方法を上手に取り入れて、前向きな気持ちで仕事をしたいですね。

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