仕事をしていて、精神的に「苦しい」って思うこと多くないですか?
忙しく動き回り体力的にもつらいですが、精神的に思い悩み介護職を辞めたいけれど、
家庭の事もあり、簡単にやめれないですよね。
せっかく受かった国家試験も活かしたいし・・・。
慢性的なストレスを抱えたまま仕事をしているかもしれません。
今回は、介護職にある「辛い気持ち」を感じたときの対処法をご紹介します。
介護士の仕事につらさを感じている方は、ぜひ参考にしてみてください!
代表的な仕事のつらい悩み
一般的に介護士もまた精神的に辛さを感じる職業だと思われています。
私たち介護士が抱える「辛い」悩みはさまざま。
- 職場の人間関係がわるい
- 人手不足で仕事まわらない
- 仕事内容のわりに給料が安くて不満
- 腰痛などで、身体的に負担が大きい
- 責任が大きく、精神的にきつい
- 夜勤の緊急対応が不安
このなかでも、介護関係の仕事をやめた理由については、
体力的に辛くて仕事をやめている人が多いのではないかと思っていました。
が、実際は 「職場での人間関係に問題があったため」が上位に挙げられます。
出典:「介護労働の現状について/公益財団法人 介護労働安定センター」
ちなみに、介護職以外の全産業の離職の原因は
①労働環境や労働時間の不満
②人間関係
③仕事のやり方、価値観が違う
など、理由はさまざまです。
ここでも、やはり『人間関係』が高順位にありますね。
介護施設の人間関係が大変な理由
どの業種でも、人間関係の悩みやストレスはつきものですよね。
ですが、特に介護の現場では人間関係で辛い思いをすることが多いのはなぜでしょうか?
そこには、介護現場が抱える理由が考えられます。
女性が多い職場特有のもの
居心地が悪いばかりか、嫌な人が近くにいるだけで意識してしまいますよね。
介護の職種は女性が多いです。
厚生労働省によると施設で働く職員の7割が女性だそうです。
女性が多い職場なので、理性よりも感情が出やすなったり、それによって人を仲間外れにしてしまうケースもあります。
責任が重い仕事
看護士と同じく、介護士も人の命を預かる責任がある仕事です。
高齢者の体調管理はもちろんの事、薬の誤飲や転倒の恐れもあり、気が抜けませんよね。
よって、間違いが許されない現場では、新人や経験の少ない職員に厳しいこともあります。
指導する側も、される側も感情的になりやすく、ストレスが多い仕事なのが介護職なんですね。
仕事に関する価値観の違い
職場にはさまざまな価値観を持った人たちが働いています。
看護士もいれば、ベテラン介護士、未経験な新人や他業種からの転職者、そして外国人。
たとえば私たちは、生活を補助する目的で利用者を介護しますが、
看護士は医療目的で利用者の健康管理をしています。
また、高齢者に手厚い介護は良いのですが、
なんでもかんでも「やったあげる」という姿勢の介護士もいれば、そうではない介護士もいます。
ただ横で見守ってあげる、何かあったら手助けするという姿勢の介護士もいます。
介護の仕方もバラバラなので不満が起きるのも当然です。
そのため、意見の食い違う場面がたびたび出てくるのです。
人材不足
介護業界は慢性的な人員不足を抱えています。
1人あたりの業務負担は大きいと感じるケースもあります。
少子高齢化にともない需要が高まるのは予想できますね。
厚生労働省の試算によると、2025年には37.7万人の介護人材が不足する見込み。
有効求人倍率でも介護職は他の職種にくらべて高いことがわかります。※介護人材の確保・介護現場の革新
人手が足りなくて、忙しく人につらく当たってしまうかもしれません。
ギスギスした職場では心休まりませんよね。
では、このようなストレスのかかる状況を打破するにはどうすれば良いのでしょうか?
辛い状況をのりこえる3つの方法
ひとたび、辛い状況になってしまうと、そればっかり考えてしまいますよね。
仕事がないオフの日も仕事の事を気にしてしまいます。
気が晴れないうちに、一日が終わってしまうと、なんだか疲れがとれない。
慢性的にストレスが溜まってしまうと、精神的に病んでしまいますよね。
そこで、気持ちが楽になる方法を3つ紹介します!
①困難をのりこえた経験を思い出す
人間生きていれば、辛いこと、悲しいこと、腹がたつことがいろいろありますが、
そんなとき、過去の困難をのりこえたことを思い出す。
すると、不思議にいまある困難が小さく見えるんです。
私も祖父が脳梗塞で倒れて悲しい思いをしました。
あの時の悲しさに比べれば、今こうして元気に働けるだけで幸せを感じて、
エネルギーが湧いてくる。
これは自己効力感という力です。
自己効力感が高い人、つまり「自分ならできる」という考え方の人は、
ストレスを小さくできる力があるんですね。
②リアプレイザルという方法
「リアプレイザル」とは、なんだか聞きなれない言葉ですよね。
リアルにプレイするおサルではありません!
怒りやストレスを感じたときに、それをコントロールする方法のことです。
たとえば、人間関係やつらさを感じる出来事があったとします。
看護士からのひとことが、「どうしてそんな言い方をするのだろう?」とか、
「腹が立ってイライラ止まらない!」と怒りの感情で頭は支配されます。
そんなとき、怒りの感情に身を任せるのではなく、
一度、ストップしていつもと異なる視点で物事を考えてみるのです。
「あの人もイライラすることがあったのかも」
「こんなムカムカするのは、きっと寝不足が原因かもしれない」
このように感情をコントロールしてあげることです。
最近の研究では、「リアプレイザルは怒りを抑えるベストな方法」と言われ,
脳の偏桃体(感情に関する部分)へ直に影響を与えるそうです。
PET(陽電子放出断層撮影)やfMRI(磁気共鳴機能画像法)を用いて脳を調べた結果でも何度も確認されています。
リアプレイザルをするのが慣れれば、人間関係が良好になるということも分かっています。
③加法比較という方法
最後にお伝えする方法もストレスを小さくする方法です。
自分と他者を比較して、他者の方が劣っていたとき、安心した気持ちになったことはありませんか?
私も、学生時代テストの点数が悪かったとき、「クラス最下位かも・・・」って思っていると、
隣の子の方が私より点数が低くて、妙に安心したのを覚えています。
下方比較とは心理学用語で、
「自分よりも不幸な他者と比較して、自分の方がまだマシだということを確認して安心感を得ること」です。
クヨクヨ悩んでいるときでも、人間関係で辛い思いをしたときでも、
道端に咲いている野花は元気に姿を見ると元気づけられます。
雨に降られようと、踏まれようと、必死に生きている姿を見て、
なんだか自分の悩みがちっぽけに感じて、
どうでもよくなってきます。
このように、自分より強く生きている植物でも構わないので、
少し想像するだけで気持ちが楽になってきます。
この方法を覚えておくと必ず役に立つと思いますよ。
まとめ
つらいのはあなただけではありません。
介護の仕事につらさを抱えている方は多いと思います。
しかし、介護職に限らず、どのような仕事でも悩みはあると思います。
悩み続けるよりも、つらい気持ちを軽くするためにも「のりこえる方法」を試してみてください。
人のケアもいいけれど、自分のケアをしていきいきと働けるようにしたいですね。
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