腰痛を抱えながらの仕事はとても辛いですよね。
そんな辛い腰痛が少しでも緩和できたら、毎日の仕事が変わると思いませんか?
腰痛ベルトはその手伝いをしてくれるアイテムなんです。
しかし、様々な種類があって、どれを選べば良いのか迷ってしましますよね。
少しでも楽な状態で仕事をしてほしいと思い、今回は私が使用したものを含んだ、おすすめの商品を5つ紹介したいと思います。
腰痛は腰の負担から起こる?
まず、おすすめのベルトを紹介する前に、腰痛について説明させてかださい。
実は、腰痛の原因の約85%は原因不明と言われています。
ただ、介護士の場合は、後で言うように仕事自体が腰への負担が大きいものです。
腰への負担が増えることによって痛みを生じている可能性は高いでしょう。
本来、おなか周りにある筋肉(腹筋など)が腰椎を支えていますが、
この筋肉が弱ってくる、支えきれなくなると腰椎に負担が生じます。
もちろん、腰の使い過ぎも原因の1つになり、酷使した場所に炎症が起きると強い痛みが出るとされています。
腰痛は介護士につきもの?
介護業務はかがんだり、立ったりする中で上体の捻りが加わり、腰への負担が一層と増します。
しかも、毎日行うのですから腰を休める暇もなく腰への負担が蓄積され、やがて腰痛を発症してしまうのです。
さらに、介護業界はどこも人手不足の状況であるため、なかなか休むことが出来にくい環境。
痛みがあるのに、無理をして動いてしまうと益々、腰痛は悪化するばかり。
こういったことから介護士は腰痛を起こし易く、そして腰痛が治りにくい環境にあります。
ですので介護士は自分自身で腰のケアを行っていく必要があります。
そんな腰のケア方法の1つとして腰痛ベルトの使用があります。
それでは腰痛ベルトについて詳しく見ていきましょう。
腰痛ベルトの役割と種類
腰痛ベルトの役割は痛みに対するサポート
腰痛ベルトは痛みに対してのサポートとして仕事などで、どうしても動かないといけない時に使用します。
腰痛ベルトにより痛みがやわらぐことはありますが、
それは腰椎の動きを制御したり、腰回りの筋肉をサポートしたりという補助的な働きをしてくれるからです。
腰痛を治療するために、腰痛ベルトを使用するという風に思われがちですが、そうではないのです。
では、腰痛のサポートをしてくれる腰痛ベルトには一体どのようなものがあるのでしょうか。
腰痛ベルトとは
よく耳にする腰痛ベルトはゴム製やマジックテープ方式が主流となっており、
腰周りの筋肉が、痛みで本来の働きが出来にくい時にサポートをしてくれます。
おおよそ3ヶ月くらい、腰が重たくだるい腰痛に悩まされる続けている慢性腰痛におすすめです。
コルセットとは
コルセットは腰全体から尾てい骨にかけて巻くことで筋肉の代わりとなり腰椎を支える役割を果たしてくれます。
痛みは腰の使い過ぎでも出てきますので、固定することにより腰の動きを制限でき、痛みの軽減に作用します。
腰痛ベルトより幅が広く、サポートしてくれる範囲が広いのが特徴であり、利用者を抱えたり、
中腰でのおむつ交換時に起きやすい急性腰痛(ぎっくり腰など)の症状におすすめです。
腰痛ベルトやコルセットを選ぶ時のポイントは?
介護業務で使用するベルトを選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識して選びましょう。
- ズレにくさ
- 固定力
- 蒸れにくさ
私も腰痛を抱えて仕事していたので、実際に腰痛ベルトを使用していました。
しかし、選び方を知らなかったため、なかなか自分に合ったベルトが見つからず何度も失敗した経験がありました。
- 離床介助で上履きの着脱を行う度に、ベルトが上に上がってくる
- ベルトを締め過ぎると、骨盤の骨がギリギリと痛む
- 夏場や入浴介助では蒸れてかゆくなる
以上の経験から3つのポイントに絞ったおすすめベルトを紹介していきますが、その前に腰痛ベルトの注意点をお伝えします。
腰痛ベルトを使用する際の注意点
腰痛ベルトは痛みをやわらげてくれるものであり、治療ではありませんので業務中以外はできるだけ外すようにしましょう。
なぜなら、つけっぱなしだと腰周りの筋肉を使う機会が減り、筋力の低下を引き起こしてしまうからです。
そうなると、腰を支えられなくなり、腰痛が悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
どうしても痛みが我慢できないなら、つけてもいいでしょうが、痛みがマシになってきたら、コルセット→腰痛ベルトというように、サポート性の低いものに変えていったほうが筋力の回復につながります。
また、ベルトを締めすぎないことにも注意してください。
ベルトによって腰椎の可動域制限が図れますが、締め付け過ぎると、血行不良に繋がって痛みが増すこともあります。
おすすめ腰痛ベルト
ここからは、実際に使用したものも含めた、商品を5つ紹介します。
価格はサイズによって幅がありますので、それぞれの価格帯を参考にください。
ファイテン サポーター腰用ハードタイプ
腰痛ベルトタイプで慢性的な腰痛におすすめです。
しっかりとした固定力があり、動いていてもズレにくく、
腰に1本、芯が通ったたような感覚で反り腰が解消され、正しい姿勢がキープできます。
素材はポリエステル、ポリウレタン、ナイロンとなっており、入浴介助中でも、蒸れなく安心です。
また業務で汗を掻いたとしても、サッと水洗いが可能となっています。
価格帯は8000~9000円前後です。
バンテリンサポーター 腰用しっかり加圧タイプ
腰痛ベルトタイプで、慢性的な腰痛おすすめです。
ベルト自体が固すぎず着用していても気になりません。
身体にピタッとフィットしているので動いてもズレが少なく、面倒である巻き直しが少ないという利点があります。
メッシュ素材となっているので蒸れなく安心できます。
また、一般的なドラッグストア、ホームセンターで取り扱ってるので購入のしやすさもポイントです。
価格帯は3000円~5000円前後です。
ザムスト腰サポーターZW-7(固定力重視 ハードサポート)
腰痛ベルトタイプで、慢性的な腰痛用です。
とにかく固定力を重視したい人向けの商品であり、スポーツ用に設計されており、動いてもズレにくくなっています。
生地はメッシュで蒸れ感は少なめとなっています。
価格帯は6000~8000円前後です。
お医者さんのコルセット プレミアム仕様
コルセットタイプですので、急性腰痛におすすめです。
固定力は高く、しっかりサポートしてくれます。
滑り止めがあり、ズレることは少ないですが、前にかがむとベルト上部が肋骨辺りに食い込む感じがあります。
一般的なコルセットよりは薄めの生地ですが、腰周りの幅広い部分をサポートしてくれるので、
腰痛ベルトに比べると背中部分の蒸れ感はあります。
価格帯は6500~8500円前後です。
ミズノ 腰部骨盤ベルト(ノーマルタイプ)
骨盤ベルトタイプで、腰痛予防に最適であり、骨盤サポート用なので幅が狭く、かがむ回数が多いとズレ易くなります。
骨盤に対してしっかりとフィットしてくれ、メッシュタイプなので蒸れなく安心です。
価格帯は5200円前後です。
腰痛を改善していくためには?
おすすめの商品を紹介しましたが、腰痛ベルトを使用して一時的におさまった腰痛は、また再発する恐れがあります。
そのためにも腰痛を根本的に解決することが大切です。
何度もお伝えしているように、腰痛ベルトでは腰痛の治療はできませんので、下記のような改善に向けた取組みを行ってみてください。
腰痛体操(ストレッチ)を行う
自身でできるストレッチや腰痛体操などを実践してみましょう。
参考に腰痛体操を紹介します。
- 腰をねじる
左手で右膝を押さえ、右手は頭の上方に置く動きを、左右交互に繰り返します。
肩やひざが床につかなくても力を入れずにゆっくり深呼吸を6回行います。
これを左右1回ずつ×3セットが目安です。
- 肘立て、膝立て
うつ伏せで、肘を立て、膝を曲げます。
この状態で痛みが出る人は、肘立てのみでも構いませんので、ゆっくり深呼吸を6回、3セットが目安です。
- 膝抱え
仰向けで背中を起こさず、片手で片ひざずつ抱えるようにしてください。
そうして両手の指を組んで、両ひざを抱えます。
その状態で両手以外の全身の力を抜き、深呼吸を6回、3セット目安にしてください。
筋力(体幹)トレーニングを行う
次に、適度な運動と無理のない筋力トレーニングや体幹トレーニングを行ってみることをおすすめします。
腰痛がある場合の筋力トレーニングはリスクも大きいので、こちらの記事を参考にして、体調を見ながら試してみてください。
https://www.mediaid-online.jp/clinic_notes/information/314/
常日頃の自分自身の姿勢を意識する
腰痛は腰の使い過ぎでも生じますが、常日頃の自分自身の姿勢も大きく影響しています。
そのため日頃からの姿勢(猫背や立ち方の癖など)を改善できるように意識していきましょう。
姿勢を意識することで、お腹周りの筋力がつき、体幹が鍛えられ、自然と姿勢も良くなります。
そうすると、呼吸も楽になってきます。
ただし、自分で意識し続けないと直ぐに身体の歪みは元に戻ってしまします。
片足重心を辞めたり、鏡の前で姿勢を正してみたりするなど簡単なことから始めてみてください。
痛みが強い場合や収まらないなら無理せず受診を
慢性的な痛みが強かったり、長引く場合は病院へ行くことをおすすめします。
この場合、必ずMRIなどの画像診断を行ってくる整形外科を受診してください。
腰痛の原因は定かではないと言われていますが、
脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニアなどは、画像診断で解明出来ます。
治療に関しては医師の指示を受けるようにしましょう。
整体院などもありますが、医師ではない人の診断を真に受けないようにしてくださいね。
日々、業務に追われて、なかなか病院に行く時間が取れないかも知れませんが、ご自身の身体も大事にしてくださいね。
まとめ
- 腰痛の原因は85%が原因不明である
- 腰へのサポートとして腰痛ベルトを活用
- 介護士に向いている腰痛ベルトは、ズレにくさ、固定力、蒸れ防止
介護士は仕事上、身体を酷使しがちですよね。
痛みがあるときは無理せず、ベルトのサポートを受けながら仕事をして、腰痛改善のためにコツコツ備えていきましょう。
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