介護士の仕事

介護士はネイルをしてもいい?許容される範囲とは?

指先を綺麗に見せてくれる「ネイル」って女性の心をウキウキさせてくれますよね!

ちょっとマニキュア塗って、おしゃれしたいな」

なんて事ありませんか?

私も以前現場で働いている時に、マニキュアを塗って出勤した事があります。

しかし、上司に怒られてしまったのです。

「なんで介護士の仕事はネイルを楽しんだらいけないのだろう?」

ネイル禁止という「介護業界の暗黙のルール・・・」みたいな所がありますよね。

そんな風に感じていたころ、あるご利用者様に素敵な考えを教えていただきました!

そのご利用者様のおかげで、仕事をしながらネイルを楽しむコツをつかんだのです。

この記事を読めば、きっとあなたも介護の仕事をしながら、ちょっぴりネイルを楽しむ事ができるのではと思います。

 

ネイル禁止の暗黙のルール

「介護士はネイル禁止」の暗黙のルールがある一番の理由としては、介護士の仕事が常に人間相手で直接肌に触れる機会が多いということです。

対人援助職の場合「爪は短く清潔に」と、耳にしたことがありませんか?

爪が長いと業務にも支障がでますし、相手に怪我を負わせることもあります。

手を使う介護士にとって、指先は気を付けないといけない場所なのです。

介護業務でのネイルは何故禁止が多いのか?

介護士の仕事は色々ありますが、時には手指を口腔内に入れることがあります。

定期的におこなう口腔ケアや、緊急時に口腔内の残渣物を手指を使いかきださなくてはいけない事もあります。

定期的に行う支援であれば、手袋を着用し口腔内に手指を入れることができますよね。

では、緊急時に手袋がなければどうでしょうか?

基本的に、手袋は持ちまわっており、素手で口腔内に手指を入れることは衛生的には考えられませんよね。

でも目の前に、明らかに口腔内に何か詰まり苦しんでいるご利用者様に遭遇したらどうでしょう。

指先にネイルがベットリ。装飾品もついてたりしたら?

その装飾品が口の中でおち、喉に詰まったりしたらどうなるか想像できますか?

ご利用者様の口腔内に、異物を入れる事と変わりありません。

自分がしている事が、相手に致命傷を与えることもあるのです。

介護士は相手が人間である以上、どんなリスクがあるのか考えて行動しなければなりません。

(ちなみに誤嚥してる方にはタッピングも有効です。必ずしも、指を口に入れるわけではありません。)

その他にも、食事を提供する仕事も多く、マニキュアの匂いや着色が嫌だと感じる方もいます。

最近ではジェルネイルも流行っていますが、硬すぎる爪は、高齢者を傷つけることがあります。

また爪とジェルとの間にカビが発生しやすく、衛生的とは言えませんよね。

 

介護士はネイルやマニキュアを楽しめないのか?

私が実際に経験してきた中で、ネイルやマニキュアを楽しめるようになったキッカケをあなたにもお伝えしたいなと思います。

この考え方の違いで、私の気持ちも一変しました。

あなたにも良いキッカケになればと思います。

ご利用者様が教えてくれた綺麗の見せ方とは

私が施設で働いていた時のこと、ある女性のご利用者様と出会いました。

お箸の持ち方、指の指し方、一つひとつが丁寧で、私はいつも指先に目が行っていました。

高齢者の方の爪は、分厚くなったり、縦線が入ったり、乾燥したり、割れていたりするのがほとんどです。

ある時、その女性は私に言いました。

「あなたは、どうして爪を綺麗にしてないの?人は指先から年齢が出るのよ。綺麗にしなきゃ」と。

私は「仕事柄できないんですよ。楽しみたい気持ちはあるんですけどね。」と答えました。

ご利用者様は続けました。

「私の爪はどう?これ整えて磨いているだけよ。自分で塗るのは、もう大変になってきたから辞めたわ。

でも、これだけでもとてもピカピカ光ってて綺麗でしょう?心がウキウキするのよ。」

と素敵な笑顔と指先を見せてくれました。

確かに!年齢は私の方がはるかに若いのに!

私より爪が綺麗だったのです!

色で楽しむのもネイルのいいところですよね。

でも、より自然に綺麗に見せる事ができるのもネイルのメリットだと感じさせてくれました。

そのご利用者様は、いつも身だしなみに気をつけていました。

78歳の今も、背筋が伸び、必ずお化粧をされていました。

身のこなしに気を配っているのか、とても優雅。

言葉づかいも上品で、若いころの職種はデパートのエレベーターガール。

なるほど!と納得でした。

介護を受けている今でも現役の女性です。

人の美しさは、整え方や作法の「見せ方」で変わるのだなと教えられました。

 

「ネイル」よりもまずは「ネイルケア」

介護士の業務ってすごく手が乾燥しますよね。

乾燥は爪にまで影響が出ているって知ってましたか?

乾燥で縦皺が入りますし、2枚爪やひび割れ、ささくれの原因になります。

まずはいつも使っているハンドクリームでいいので、爪までクリームをしっかり塗り込んで乾燥を防ぎましょう!

私もご利用者様と出会って以来、指先に気をつけるようになり爪が変わりました!

爪のケア方法

ネイルサロンで整えてもらうのも良いですが、最近ではセルフでできる道具もたくさん販売されていますね。

特別な道具が不要な、簡単4STEPのネイルケアをご紹介したいと思います。

STEP1 爪の形を整える

お風呂あがりなど、爪が柔らかい時がおすすめです。

爪が長く伸びている時は、まず爪切りで先端を切ります。

切ったら爪ヤスリで中央から削り、次に両端を削ります。

削る際は一方通行で削りましょう。爪が滑らかになります。

割れにくいのは、丸みのある形みたいですので、介護士にはおすすめです。

STEP2 甘皮処理

爪の根本にある薄い皮です。甘皮を処理することで爪が長く見え指全体が綺麗に見えます。

専用の甘皮処理をする道具がありますが、今日はもっと簡単なものをご紹介します!

ハンドクリームで良いので、柔らかくなった甘皮にたっぷり塗り込みます。

綿棒でくるくるとマッサージすると甘皮がぽろぽろと取れてきます。

甘皮を処理することで、ささくれの予防になります。

STEP3 爪の表面を綺麗に磨く

市販の爪磨きで十分です。

爪の表面を磨きますが、やりすぎは爪が薄くなりひび割れの原因になるので注意しましょう。

STEP4

終了後ににクリームやオイルをしっかり塗り込むと透明なマニキュアを付けているようになりピカピカになります!

以上4STEP!

とても簡単ですのでお試しください!

「あなたの手はいつも綺麗ね」

と、男女問わずご利用者様にもモテモテになります!

私はこれで、かなりのコミュニケーションの機会が増えました。

 

ネイルOK!と許される範囲とは

ネイルがOKだと言える許容範囲が実はあります。

介護士の仕事をしながらも、どんなネイルが安全性が高いと言えるかまとめてみました。

ネイルで爪を整える事で相手を傷つけない

マニキュアと言えば、爪に色を塗る行為となります。

一方「ネイル」と一言に言っても範囲は広く、形を整えることも「ネイル」の一つです。

爪の形を綺麗に整えることで、滑らかになり、爪が尖りません。

対人援助をする際に、自分の爪がご利用者様に引っ掛かり、表皮剥離させることがあります。

爪を整えることで、その危険性が下がります。

やはり、できれば爪の長さは短い方が好ましいでしょう。

ペディキュアを楽しむ

入浴介助で素足になることがあると思いますが、足をご利用者様にむけることはまずないと思います。

ペディキュアであれば、誰にも危険性を与えることがないので、ネイルを楽しみやすいと言えます。

ただし、取れ易い装飾品をつけてしまうと、知らないうちに外れてしまいます。

落ちた装飾品を、異食行為のあるご利用者様が拾い、口に入れてしまうことが予測できますね。

誤嚥につながる危険性がありますので気をつけましょう。

色付きのネイルや派手なネイルを楽しみたい時の注意点

「この日だけは、どうしても!」とネイルしたい時だってありますよね。

その時は、必ず手袋を着用しましょう!

ご利用者様に対し危険性を考慮して業務にあたるようにしましょうね。

ここだけの話しですが、そのネイルを上司や先輩ではなく、ご利用者様にこっそり見せてみてください。

大変盛り上がりコミュニケーションの一つとして会話が弾むこと間違いなしです!!

でも、中には匂いが嫌いなご利用者様もいるので注意しましょう。

 

まとめ

「指先美人」は見せ方で勝負!

見せ方が綺麗だと嫌味がありませんし、周囲の受け入れもいいです。

手の込んだネイルやマニキュアはもちろん素敵ですが、まずは自身のネイルケアから爪をしっかり強くしましょう!

指先のネイルケアや手先の使い方を考えると、また違うあなたの「美しさ」や「綺麗」が発見出来そうです!

指先美人を目指して、いつまでも女性の心を忘れずにいたいですね。

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