介護士として働いて、看護師との関係に悩む事がありませんか?
看護師がみんなそうというわけではないですが、看護師が汚い仕事は手伝ってくれなかったり、助手のように雑用を押しつけられたり、偉そうに指示されることってありますよね。
私も介護士として特別養護老人ホームで働きだした当初は色々思う所もあり、看護師VS介護士の対立も多くありました。
介護士と看護師はなぜ対立するの?実例!うまくいった他職種連携
今回は嫌いと思っている看護師とでも少しでも円滑に仕事をしていける提案をしていこうと思います。
なぜ看護師には介護士を見下してくる人がいるのか?
これは、私なりの考察にはなりますが、看護師は昔「完全看護」の時代がありました。
そもそも看護とは「完全看護」と昔は言われ、今介護職が担っている仕事の上にさらに医療対応をしていました。
簡単に言うと、介護職は看護職の仕事はできないが、看護職は介護職の仕事はできるのです。
だから、昔は看護師が上の立場という時代が確かにあったのです。
ですが、時代の流れとともに現在は介護職と看護職とお互い専門職として分野がわかれています。
こういう経緯もあり、一部の看護師には介護士を見下すような、上から指示してくるような文化?が残ってしまっているのかもしれません。
介護士と看護師が円滑に仕事をするには?
昔はどうであれ、看護師と介護士は今は専門分野を異にする対等な立場であるはずです。
職員同士がギスギスしていると利用者にも伝わってしまいますし、せっかく同じ場所で働いているなら仲良くとまではいかないまでも、気分を悪くせずに仕事したいですね。
相手を変えることは簡単ではないですが、自分を変えることはまだ簡単です。
そこで、いくつか関係を改善する方法を考えてみました。
看護師の意見は医療職の専門として尊重しよう
自分がしてほしいことは、まず自分が相手にしてあげてみてはどうでしょうか?
つまり、介護士として尊重してもらいたければ、まずは相手を尊重してみましょう。
医療的な判断を介護士がしてはいけないことは当然なはずですが、実際の現場では介護士が医療診断や判断をしてしまう事があります。
早急な対応のためかもしれませんが、勝手に判断してしまう事が度重なると、看護師だって「介護士は言う事を全く聞いてくれない!」と思うのは当然です。
よほどの緊急事態でない限り、医療的な判断は看護師の意見を聞くべきですし、ちょっとしたことでも、看護師のほうが詳しい場面であれば、相談してみるなどしてみるのはどうでしょうか?
頼りにされればうれしいものですし、少なくとも悪い気はしないと思います。
看護と意見が対立する時はどうしたらいい?
それでも対立してしまうときは、介護士も看護師も一緒になって原点に返り「ご利用者様」にとって第一となる対応策を考えなおしてみましょう。
- ご利用者様が望んでいることは何か?
- 医療ニーズは何か?
- 他の専門職の見解はどうか?
- それぞれの分野でできる最善策は何か?
- お互い専門職の垣根を超えカバーできるところはないか?
など検討してみてはいかがでしょうか。
それでもなんだかモヤモヤする時は自分自身を見直そう!
人間関係はとても複雑です。
なかなか「人を変える」と言う事は難しいですよね。
ただ、人を変える事はできませんが自分は変えられます。
面倒くさいと思うかもしれませんが、もう一度自分自身を振り返ってみませんか?
最低限必要な医療知識は把握しよう
例えば、先輩介護士に言われるがまま介護職が担える枠を飛び越えた医療行為をしていませんか?
こちらに介護職が担える医療行為の記事がありますので参考にしてみてくださいね。
もう一度、介護士ができる範囲を勉強してみましょう。
医療と介護の連携は必要不可欠なので最低限の医療知識は必要です。
積極的に研修などに参加し知識を広げましょう。
すすんでコミュニケーションをとろう
お互いの見解の違いからすれ違って見え感情的になりやすいです。
介護士も看護師も本当はご利用者様の事を想っての気持ちだと思います。
せっかくいいケアをしようと考えている仲間です。
苦手意識を少し取って、こちらから歩み寄ってみてはいかがでしょうか。
挨拶からでいいのです。
「お疲れ様でした」から「お疲れさまでした、今日は大変ですね」
「お疲れさまです、髪型変えました?」など少しづつ会話を増やしていってみましょう。
少しづつ会話の幅も広がりコミュニケーションの機会が増えていきます。
人間関係を変えるには、割り切る事も大事ですが自分自身の努力も少なからず必要です。
「気づいてもらう」姿勢ではなく、自分からどんどん「伝えて」行く姿勢が大事ですよ。
医療面が不安な時は臆せず聞いてみよう
看護師が苦手なあまり、意見を言う事に戸惑っていませんか?
介護士は医療面を勉強する姿勢は大事ですが、完璧ではありません。
わからないことがあって当然なので、臆せず質問していきましょう。
看護師からみても「理解しようとしてくれる」姿勢に対して悪い気持ちにはならないでしょう。
介護士の先輩に聞くのも手ですが、専門職に聞いた方が確実ですし、その質問がまたコミュニケーションのきっかけにもなります。
まとめ
今回は、看護師と円滑に仕事を行えるためのポイントをいくつか紹介してみました。
苦手に思っている看護師だって、本心からギスギスした職場で仕事したいとは思っていないはずです。
あなたの勇気が、よりよい職場環境を作るキッカケにもなると思いますよ。
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