在宅でできる副業として、webライティングは人気の副業の一つです。
体への負担が少なく、休みの日に無理なく取り組めるので、
正社員で介護士として働いているあなたにもオススメできます。
以下では、副業でwebライターをしている介護士Aさんの話をもとに、
webライターの仕事内容、どのくらい稼げるのか、向いている人はどのような人かなど、
これからwebライターの副業を始めるときに知っておきたい情報をお伝えします!
webライターってどんな仕事?
webライターの仕事はどのようなものかというと、
「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトを利用して、
webライティングの仕事を受注し、記事を作成して報酬を貰う仕事です。
私の知り合いのAさんが主に書いている文章は介護や福祉に関する記事のようです。
例えば「社会福祉士とは」、「認知症の中核症状について」などがテーマの記事だそうです。
私も別の記事(介護士の給料が2022(令和4)年に上がる?理由とさらに収入をアップする方法)を書いたときに調べたことがありますが、
「クラウドワークス」は仕事発注数が多く、クラウドソーシングサイトのなかでも特にオススメです。
介護士の副業にwebライターがオススメな理由
正社員で働きながら他の事業所で介護の仕事をしたり、コンビニや飲食店でアルバイトをすることは体力的にも大変です。
webライターの仕事なら在宅で仕事ができます。
また、介護の専門知識や技術を活かした記事を書くことができます。
自分の専門分野があるということはwebライターとしてやっていく上で大きな強みになるようですよ。
webライターのメリット
以下ではAさんの話で聞いた、webライターのメリットを紹介します。
体への負担が小さい
webライターは介護の仕事のように肉体労働ではないので、体への負担は小さいです。
在宅で仕事ができるので、出勤のための移動も必要ありません。
また、「どのくらいのペースで仕事を受注するか」
「今日は何時間作業するか」
など、仕事をするペースをある程度自分でコントロールできる点でも、
体への負担は小さいようです。
未経験でもすぐに始められる
webライターを始めるのに必要な資格や経験はありません。
「未経験で数千文字もの記事を書けるだろうか」と心配になるかもしれませんが、
なかにはマニュアルに沿って記事を書く難易度の低い、初心者向けの案件もあります。
必要な道具もパソコンとネット環境くらいです。
始めるための敷居が低い点がwebライターのメリットです。
作業する場所を選ばない
記事を書く際には以下の流れで作業します。
- 書く内容について調べる
- 構成を練る
- 構成に沿って文章を書く
①の調べものや、②の構成を練ることは電車に乗っている時間や、待ち合わせの時間など、
スマホで調べることで、スキマ時間を活用できます。
文章を書く際にも、パソコンとネット環境さえあれば自宅だけではなく喫茶店やレストランなど、
外で作業することもできます。
Aさんによれば、働く場所を選ばず仕事ができるという点はストレスのかからない要素のようです。
「伝える力」が身に着く
webライターの仕事は自分が書いた記事の読者に向けて、情報を伝える仕事です。
何かを分かりやすく伝えるためには、相手が「何を求めているのか」、相手の立場に立って考えることが必要です。
この「相手の立場に立って考える力」は本業でも活かすことができます。
Aさんも本業で新人職員を指導するときに、
相手の立場に立って分かりやすく説明することを意識するようになったと話していました。
webライターのデメリット
次に、webライターのデメリットをお伝えします。
最初のうちは時給が安い
webライティングの一般的な相場は1文字あたり1円とされています。
しかし、webライターとしての経験が浅いうちは0.1円から0.5円ほどの単価の安い案件しか受注できないことが多いとのこと。
文字単価0.5円で3000文字の記事を、3時間かけて作成したとします。
時給を計算すると、
3000文字×0.5円=1500円
3時間で1500円ですから、時給500円です。
最初のうちは、3000文字書くのに3時間以上かかってしまうかもしれません。
その場合はもっと時給は下がります。
実績を積んで、単価の高い案件を受注できるようになるまでは「修行の期間」と割り切って、長く続けることが大切だそうです。
書き続けなければ収入が得られない
webライターの仕事は当然ですが記事を書けなければ報酬は貰えません。
本業が忙しい、体調を崩した、家族の用事があるなどの理由で仕事を受注できなかった場合には収入が無くなってしまいます。
webライターはいくら稼げる?
webライターの副業を始めようとしているとき、気になるのはどのくらい稼げるようになるのかという点だと思います。
Aさんの場合はwebライターの副業で月平均3~5万円ほどの収入があるそうです。
1か月に文字単価0.5円から1.5円の記事を10記事くらい受注しているとのこと。
なかには継続的に仕事をくれるようになったクライアントさんもいるみたいです。
Aさんは「単価の高い仕事を貰うためにも、とにかくクライアントさんの信頼を得られるように努力している」と言っていました。
具体的には
「クライアントさんの指示に従う」
「期限を守る」
「報告・連絡・相談をマメにする」
ということに気を付けているそうです。
月3万円から5万円という金額を聞いて「少ないな」と感じるかもしれません。
しかし、本業で基本給が3万円上がることがあるでしょうか?
そう考えてみると、月3万円を自分で稼ぐことがどれだけ大変なことがが分かりますね。
webライターに向いている人
webライターに向いている人はどんな人なのか、Aさんから聞いてみましたので、その内容を紹介します。
文章を書くのが好き
webライティングでは1記事あたり3000文字から1万文字くらいの文章を書きます。
それを1か月に何本も書くわけですから、「文章を書くのが苦痛」という人には難しいでしょう。
調べものが得意
記事にはそれぞれ書くべきテーマが決まっています。
自分の知識の範囲内で書けるものなら調べ物は必要ないですが、
そうでない場合はネット上などで調べる必要があります。
例えば介護系の記事でも「介護保険制度について」、「地域包括支援センターの役割」など、
公的な制度について伝える記事では、しっかりと法的根拠を示す必要があります。
正確な情報を伝えるためにも、情報の出所が重要ですので、ネット検索など調べものが得意な人が向いているようです。
相手の立場に立ってものを考えられる
記事を書く際には「どのような人に読んでもらうのか」読者を決めて書きます。
そして、その読者の役に立つ情報、読者が求めている情報を記事に盛り込みます。
なので、相手の立場に立ってものを考えられる人は、より読者に寄り添った内容の記事が書けるようです。
介護の仕事をしている人は普段から「利用者さんの立場に立って考える」ことをしていますから、
その経験を活かして、あなたもきっと読者に寄り添った記事が書けるのではないでしょうか。
webライターに向いてない人
webライターに向いてない人の特徴もあるようです。
以下から見ていきましょう。
自己主張が強い
メリットの部分でお伝えしましたが、記事は「読者の立場に立った内容」を書くことが求められます。
しかし、なかにはライター自身が「書きたいこと」「知ってほしいこと」を前面に出してしまったり、
クライアントの指示を守れず自分の書き方で記事を書いてしまう人が居るようです。
Aさんによると上記のような相手の立場でものを考えられない、
自己主張が強い人はwebライターとしてやっていくのは難しいのではないか、とのことです。
「読者やクライアントが何を求めているのか」を第一に考える必要があるようですね。
締め切りを守れない
記事の提出には締め切りがあります。
やむを得ない事情があって提出が遅れてしまうことがあるかもしれません。
そのときに、「遅れてしまいそうです。期限を延長してもらうことは可能でしょうか」
と相談できる人になりたいですね。
Aさんの話では「記事を提出することなくそのまま高跳びしてしまう人も居る」ようです。
そういう人はいずれクライアントさんから仕事を貰えなくなってしまうでしょう。
完璧主義の人
記事は締め切りまでに提出しなければなりません。
「図を入れるともっと分かりやすくなるかな」
「もっといい文章表現があるのでは」
など、完璧を求めているといつまでたっても記事が完成しません。
もちろん一定以上のレベルに達していることは求められますが、記事の内容に完璧は無いです。
Aさんは「この記事は3時間で仕上げる」と制限時間を決めて納品することを意識しているそうですよ。
まずは月1万円稼ぐことを目標にする
Aさんはwebライティングの副業を始めたとき、
「まずは月1万円稼ぐことを目標にした」そうです。
そのAさんが月1万円を稼ぐまでどのような道筋を辿ってきたのか、
以下に紹介したいと思います。
必要なものを揃える
webライティングをするために必要なものは以下のとおりです。
パソコン
パソコンは文章が作成できればいいので、スペックが高いものでなくて大丈夫です。
ライティングソフト
webライティングでは一般的にはグーグルドキュメントかMicrosoftWordで文章を作成、納品することが多いです。
グーグルドキュメントはグーグルアカウントを作成すると使用できるようになります。
グーグルアカウントの作成、グーグルドキュメントの使用は無料です。
MicrosoftWordに関しては、以下のリンクからダウンロード版を購入できます。
また、これからパソコンを買おうとしているなら、
MicrosoftWordが入っているパソコンを選ぶといいでしょう。
「Wordを準備するのは予算オーバーだな」と感じる場合は、
- グーグルドキュメントで文章を作成
- Word形式に変換する
という方法もあります。
変換の方法は以下のとおりです。
- Word形式に変換したい文章を開く
- 「ファイル」タブを開く
- 「ダウンロード」の中の「MicrosoftWord (.docx)」を選んで任意の場所に保存
銀行口座
報酬を受け取るための銀行口座が必要です。
振込手数料は楽天銀行が100円、そのほかの銀行は500円です。
クラウドワークスに登録、仕事を受注する
webライティングの仕事を受注するために、
まずはクラウドワークスに会員登録しましょう。
登録は無料です。
プロフィールを書く
あなたに仕事を発注するクライアントはあなたのプロフィールをみて、
契約するかどうかを判断します。
なので、プロフィールにあなたがどのような人なのか、
どのような経験があるのかが分かるような内容を書いておくといいでしょう。
銀行口座を登録する
報酬を振り込むための銀行口座を登録しましょう。
- プロフィール編集から「共通情報」を選択
- 「振込先口座登録」を選択し銀行名、口座名義、口座番号を登録
以上で完了です。
初心者向け案件を受注する
まずマイページの「仕事を探す」をクリックすると仕事検索画面が出てきます。
次に仕事カテゴリの「ライティング・記事作成」を選びましょう。
「未経験可」で絞り込みをしたり、求めるレベル「初心者」を選択して検索することで、
初心者でも受注できる仕事が出てきます。
実績を積んだら高単価の案件に挑戦する
初心者向けの案件で実績を積んだら、少しずつ単価の高い案件に挑戦してみましょう。
目安としては文字単価0.6円~1円の案件です。
Aさんは最初、一か月に文字単価1円、3000文字の記事を4本書くことを目標としたそうです。
3000文字×1円×4記事=1万2000円
こうしてみると「自分にもできそう」と思えてきますね!
副業をする際の注意点
ここからは、副業をする際の注意点について解説していきます。
就業規則を確認する
事業所によっては副業を禁止している場所もあります。
本業の事業所では副業が認められているのかどうか、就業規則を確認しましょう。
就業規則の規定に反して副業をしてしまうと、最悪の場合解雇もあり得ますので、
規則を守って副業をするようにしましょう。
確定申告をすること
本業の給与以外に年間20万円以上の収入がある場合は確定申告が必要になります。
本業の給与にかかる税金は「源泉徴収」といって、給与から天引きされて支払っています。
しかし、副業で得た収入にかかる税金は自分で申告、納付しなければなりません。
確定申告はそのために必要な手続きです。
国税庁のホームページから申告に必要な提出書類がダウンロードできます。
体調管理はしっかりと
本業が休みの日に記事作成作業に没頭しすぎて体調を崩してしまったら元も子もありません。
本業に影響が出ないように体調管理に気を付けましょう。
他言しない
仮に副業が認められている職場であったとしても、
副業をしていることで「本業が疎かになるのではないか」と色眼鏡で見てくる人が職場に居るかもしれません。
本業でも働きやすい環境を維持するためにも、副業をしていることは他言しないほうが良いでしょう。
まとめ
Aさんの経験をもとにwebライティングの仕事についてみてきました。
介護士の副業としてwebライティングがオススメな理由は
- 体の負担が小さい
- 介護の経験をライティングに活かすことができる
webライターのメリットとして
- 体の負担が小さい
- 未経験でもすぐに始められる
- 作業をする場所を選ばない
- 「伝える力」が身に着く
という点がありました。
デメリットは
- 最初は時給が安い
- 書き続けなければ収入が得られない
ということでした。
webライターが向いている人は
- 書くのが好き
- 調べものが得意
- 相手の立場に立ってものを考えられる
向いてない人は
- 自己主張が強い
- 締め切りを守れない
- 完璧主義の人
という内容でした。
そして、Aさんが辿った1か月に1万円稼ぐための道筋を紹介しました。
最後に副業をする上での注意点として
- 就業規則を確認する
- 確定申告をすること
- 体調管理はしっかりと
- 他言しない
の4点をお伝えしました。
webライターは必要な資格も経験も無いため、始めやすい副業です。
あなたの介護士としての経験も活かすことができます。
この記事をきっかけに「webライターをやってみよう!」と思ってもらえたら幸いです。
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