介護士になるには

知ってる?「介護士」と「ヘルパー」の4つの違い

突然ですが、あなたは「介護士」と「ヘルパー」の違いってご存じですか?

私も介護の仕事を始める前はチンプンカンプンでした。

介護の募集広告には「介護士募集」と書いていたり、

「ヘルパー資格取得者」と書いていたり…

何が違うの?と疑問に思いますよね。

今回は、そんな「介護士」と「ヘルパー」を4つの観点からお伝えします!

介護士とヘルパーの違いは大きく分けて4つ

比べてみると違いはいろいろありますが、

今回、特に重要かつ、重視するべき

  • 資格
  • 年収・給与
  • 待遇
  • 仕事内容

の4つに注目し、違いをお伝えさせていただきます。

介護の仕事に就こうとするとき、

どれも気になるものばかりですよね。

納得して仕事にのぞむためにも、

曖昧だった介護士とヘルパーの違いを

ハッキリと知っておきましょう!

【資格】の違いで納得

そもそも「介護士」や「ヘルパー」という資格はないんです。

いきなりそう言われても、驚いちゃいますよね。

実は、そういう呼び名で呼ばれているだけで、

資格を持っていなくても、介護の仕事は始められちゃうんです。

でも、資格という観点からいえば、明確に違うのが「介護福祉士」です。

介護のスペシャリストでかつ介護福祉系の資格の中で唯一の国家資格なんです。

それに対して、「ヘルパー」は特定な資格がなくても名乗れますし、なることができます。

ただし、資格取得のサイトでよく見る「ホームヘルパー」と呼ばれる訪問介護員になるには、

厚生労働省の研修(介護職員初任者研修)に参加し認定を受けなくちゃならない。

でも安心してください。

誰でも受けることができるんです。

しかも、働きながら資格取得を目指してもOK。

ここでは「ヘルパー」のことを「ホームヘルパー」としてみていきます。

いちはやく介護の仕事につきたい人は、

初めに「ホームヘルパー」を目指しても良いでしょう。

【年収・給与】大きな差がつく

取得する資格によって、また働き施設によっても変わってきます。

ヘルパーの場合、基本となる介護の知識や技能を認定で受けられるため、

資格手当がつくことはほとんどありません。

ただ、給与+諸手当という形で資格手当がつく場合があります。

正社員のホームヘルパーで月収は18万円~24万円程となっています。

それに対して、

介護福祉士は国家資格なため資格手当が付き、3,000円から10,000円程度つくことがあります。

よって、介護福祉の月収は23万円~25万程度となります。

また介護福祉士の場合、

パートやアルバイトで働いているなら正社員へ登用の道も開けたり、

正社員ならリーダー的な役割に昇格することができます。

給料を上げるなら、介護福祉士を目指すのが良さそうですね。

長く働けば働くほど、給与が上がっていくので、資格取得は必須。

また、現場を仕切るリーダー的存在なので、利用者やその家族の方からみても信頼されます。

収入アップや信頼もあがると、仕事にもやる気がでてきて、充実した毎日が送れそう。

【待遇面】天と地の違い

介護福祉士とヘルパーの募集求人をみると、圧倒的に正社員としての応募が多いのは介護福祉士です。

介護福祉士という人材を求めている企業が多いのがわかります。

また転職の際は、募集先の選択幅がひろがるというメリットもあります。

一方「ヘルパー」は、パートタイマーやアルバイトといった短時間での雇用がおおいのが実情です。

正社員として雇用される場合もありますが、稀なケース。

また募集先の選択幅は狭く、優遇されているとはいえないのが現状でしょう。

【仕事内容】どこが違うの?

では仕事の違いは何でしょうか。

そもそも、介護職には大きくわけて「生活援助」と「身体介護」の2種類にわけられます。

「生活援助」は清掃や日常生活全般を補助することで、

「身体介護」は直節利用者の体にふれて動作を助ける行為のことです。

介護福祉士とホームヘルパーの両者とも「生活援助」、「身体介護」をおこなう事ができます。

決定的な違いとしては介護福祉士は介護者に対して指導をおこなう事ができる

別名「ケアワーカー」と呼ばれ、現場の責任者になったりすることもできます。

介護福祉士は現場でホームヘルパーの指示、指導等。

一方、ホームヘルパーは介護福祉士の指示を受けながら仕事をすることになります。

まとめ

今回は、「介護士」と「ホームヘルパー」の違いについてお伝えしました。

表にまとめてみたので参照くださいね。

介護福祉士 ホームヘルパー

(介護職員初任者研修)

資格 国家資格 厚生労働省が認める認定
年収・給与 月収は18万円~24万円程 月収は23万円~25万程度
待遇 資格取得者優遇 パートやアルバイトがほとんど
仕事内容 「生活援助」と「身体介護」

介護士の指導等

「生活援助」と「身体介護」

介護福祉士の指導のもとで実務

介護の仕事に慣れてきたら、

比較的チャレンジしやすい(ホームヘルパー)初任者研修の資格取得をめざすのがキャリアアップにつながります。

さらに介護業界で能力向上を望み、

長く働くことを考えている人は「介護福祉士」になることを目標にしたら良いです。

違いを知ると目指すべき将来のビジョンも異なりますよね。

ぜひご参考にしてみてください。

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